ゴッホが見れるということで、
箱根の美術館にいく。
小品が一点だけど、すばらしかった。
みたことのない作品だった。
ロックで、やっぱりかっこイイ。
もっていたいゴッホだった。
僕が初めて買った画集はゴッホだった。
中学3年生のころで、
美術の教科書でゴッホは大好きだった。
この画集は何回も何回もみたし、
そのうち開いて見るのがめんどうで、
カッターで全部ばらして部屋中にはっていた。
野山を歩いて、ゴッホのように絵をかいていた。
今でもゴッホの画集をみると、
思わず買ってしまう。
それにしても
ここのコレクションはとてもよかった。
多くのひとが親しみやすいコレクションで、
ゴッホだけじゃなく、
モネ、ルノアール、ボナールなどなど。
それと、大好きな熊谷守一さんもみることができた。
ここまではよかった。
そのあと、ミュジアムショップで
トード・ボーンチェのお皿や掛け時計を見る。
デザインとしてあらためて細かく見てしまった。
完成度があり素敵だけど、
植物のリアリティが適当なのに驚いた。
いろんなものを短時間に見たせいか
このあたりから、頭の中がもやもやしてきて、
もう1度みてまわる。
僕にはゴッホ、ボナール、熊谷守一と、
トード・ボーンチェは違うタイプなのに
それぞれ好きな自分がわからなくなってきた。
すばらしいものは、すばらしいでいいと思うけど、
僕のココロの幅のこと?
絵とデザインということ?
ゴッホ、ボナール、熊谷守一は、
リアルと向き合い、リアルを借りてきて、
自分の内面をキャラクタライズしているもの。
でも、一方のトード・ボーンチェのものは
記号の変容性のコラージュがきもちいいはず。
軽い記号の変容性を借りてきて、ファンタジーとして、
自分の内面をキャラクタライズしているもの。
![](img/20070822.jpg)
リアルと記号との違い?
絵とデザインのこと?
僕はこれをひとつにしたいんだろうか?
ぶっちぎりたいんだろうか?
ないものねだりだろうか?
どうでもいいこと・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・・?
暑いせいか、謎の多い毎日です。
終日、ビョークのヴェスパタインを聴く。
3時におやすみ。 |